不登校

ここ数日、テレビをつけると8月31日。夏休みの終わり。ということで子どもたちの様々な悩みにスポットが当てられているようです。北海道の夏休みはもう一週間ほど前に終わっていますが…のんびり過ごした夏休みが終わり、長い2学期が始まると思うとちょっと気が重たく感じたことを私も思い出します。

 

新学期が始まるということで、学校に行かなければならないという圧力を感じて追い詰められてしまう子どもたちが今時期、日本全国で多いようです。『不登校』と一言で言ってもその理由は様々です。不登校はいじめと関連しているのではないかとイメージされるかもしれませんが、必ずしもそれが原因とは限りません。勉強の負担感、教師との関係、家庭環境などいろいろな原因が重なり合っていることもあります。

 

また、不登校の理由の一つに発達障がいが関連しているという場合もあります。不登校とは学校に行くことができていない状態、一方、発達障がいは生まれつきの脳の発達のかたよりなので、あくまで発達障がいが不登校の理由の一つになっているという意味で関連があるといえます。放課後等デイサービスの利用はそういった、発達障がいが一因となっている不登校の子どもたちの居場所でもあります。集団生活での社会性を身に着ける点で、学校と全く同じ役割を担える場は他にはないと思いますが、学校以外、家庭以外に子どもの安心できる居場所があるということはそのような子どもたちに大きな意味を持つのではないかと思うのです。

 

最近は学校と放課後等デイサービスの連携を取ることが多く、navico(なびこ)の利用が中学校の教育要綱上で出席扱いにして下さる学校や授業の板書画像を見れるように手配してくださる学校もあります。学校以外に学びの場がある、友達を作れる場がある、相談できる場があるという安心感を子どもたちに持ってもらえる存在であり続けたいと感じています。